外交防衛委員会
平成17年03月31日
○喜納昌吉君 私にとっては、我が国にとって最大の脅威は米国と中国の敵対的な摩擦だと思うんですね。日米同盟の平和化で果たしてそれを解決できるかというと僕は疑問があるんですけれどもね。やっぱり半分の地球の平和化で解決できるか非常に疑問があるんですけれども、この辺、どうですか。
○参考人(小川和久君) 大変鋭い御質問でありまして、これに対しては私は的確なお答えをできるかどうか甚だ自信がございません。ただ、解決できるかどうかという考え方は私ども専門家はいたしません。解決するんだ、で、解決できるところまで持っていく、それがなければいけないということなんです。やはりアメリカとの同盟関係を、少なくとも国連を一定の関与の下に置きながら世界の平和あるいは安定のために機能させることができれば、これは大変大きな一歩になると思います。その意味で、やはりこのステップは私は日本として踏むべきじゃないかと思っています。
これは単に一般的な戦争だけではなくて、アメリカにおいて起きた同時多発テロ以降、新たな脅威ということが言われるようになった。これについてのいろんな学者の議論はまたいいんですが、その中で、例えばテロの問題というのは、やはり今回のマドリード会議でもそれのための会議だったわけですけれども、一つ考え方を整理しなきゃいけないというのがあるのは、例えば日本がテロリズムと向き合う中で安全でいられるためには、大ざっぱに言うと二つのことを同時にしなきゃいけないという問題があるわけです。
一つは、国内のテロ対策能力を世界に通用するレベルに上げていくこと。でも、これだけでは十分じゃない。やはりテロをやろうとする人々が拠点にしそうな国や地域は世界に一杯あるわけです。それをやはりどれから安定させるのがいいのかということで優先順位を決めて、世界各国と協力しながらそれに取り組んでいくということなんですね。だから、これはイラクの復興支援にかかわるとか、アフガニスタンにかかわるとかいう問題でもあるんでしょう。しかし、同時に地球全体の安定と平和を考えるときに、日米同盟が影を落としている範囲といいますか、アメリカが日米同盟に足場を置きながら活動している範囲を視野に入れて地球の半分の安定ということを考え、取り組んでいくということも重要だろうと。
そういう感じでこういう言葉を使わせていただいております。だから、やっていくんだということで考えていただきたいと思います。
ありがとうございました。
