国際・地球温暖化問題に関する調査会
平成20年02月06日
○喜納昌吉君 よろしくお願いします。
存在感と発信力の強化というのがテーマだと思うんですけど、なぜ日本の存在感と発信力が弱くなったかというのは大いに反省する点かなと私は思っております。
今、大体地球規模で物を見たときには、この温暖化問題に関しても、地球が最初だという概念があるんですね。だから、国連の中でも価値観が変わってきているという。保護する責任であるとか、それから先住民権利宣言であるとか、それからUNEPSの問題、紛争解決方法ですね、そういうものを考えたときに、今までの時代が全く変わってしまったという、そこに今の日本が一つは付いていけないような感じがするんですね。
その意味では、日本文化というものをどうとらえるかという点で、日本文化が本当に多様性というところからとらえることができるかという疑問があるんですね。今まで交流するときでも、日本の特別な人間たちがたしなむものしか持っていかないというやり方があるんですね。伝統に関しても、非常にもっと多様性があるという、そして日本語だって、特に沖縄の言葉なんて私は方言と思ってないんですね。独特の言語形態を持っていると思っているんですね。この辺に対する見方がどうであるのかとか。
それから、いわゆるロビー活動をNGO、NPOでやられているのかとか、その辺もあるんですね。
それから、私もかつてアトランタ・オリンピックではアジア代表で五大陸から選ばれて行ったことがあるんですね。そして、国際交流資金をいただくためにずっと行政を回ったんですけど、たらい回しになって一銭ももらえなかったというのがあるんですね。
去年も、私は民主党から中国へ行って、そこで歓迎晩餐会で歌を歌いながら、答礼会でも歌ったんですね。
ということで、全くちょうど今、日本のエスタブリッシュメントと言うんですかね、選ばれた人たちが見る日本の文化力というものと、今世界が求めている文化力には余りにも差があるという。だから、もう一度この辺をリンクするという、東洋の文明をそこまで持ち上げた日本民族、あるいは西洋のマテリアリズムをそこまで立ち上げた民族が今それを融合する力、一番僕は近いところにあると思うんですね、どこよりね。日本こそが本来ならば温暖化の問題にしろ砂漠化の問題にしろ、国連に対してもイニシアチブを取る僕はチャンスだと見ているんですね。そのためには、国際交流基金というものは非常に重要な役割があると思うんですね。
この辺で私はお伺いしたいんですけど、一つ、今後、特に我々が何か求めていくときには、どうしても沖縄の行政へ行くときには、今は自民党政権が握っているからロビーが行きにくいとか、あるいは革新だからたちが悪いとか、そういう一つのものを超えていくぐらいの国際交流協会をつくれるかをちょっと小倉先生に聞きたいですね。
○参考人(小倉和夫君) 沖縄のある地区の日本語が一番どこで残っているかというと、沖縄ではなくて、ブラジルの移民の集団に残っていると聞いております。日本語の本当の保存というのは、実は沖縄の方々のブラジルに住んでいる人々、沖縄出身の、その方々に今インタビューして、今それを保存しなければ永遠にその地方の特色の固有の方言はなくなってしまうと言われているんです。
そういうことこそまさに私たちがもっと取り組まなくちゃならない問題であろうと思いますし、沖縄の古武道とか空手とか、そういうものを国際的に紹介する、あるいは型染ですか、そういうものですね、そういうものをやっぱり日本文化の一つの大きなものとしてやらなくちゃいけないし、また今後やっていかなくちゃいけないと思います。そういうのは、やはり各地域地域の多文化共生とかそういったいろんな努力をいろんなコミュニティーでしておられるわけですから、そういうものと連係プレーをもっと私たちがする必要があると思いますので、いろいろアイデアがありましたら是非言っていただきたいと思うわけでありますが。
それで、最後に申し上げれば、やっぱり一番固有なもの、日本人が自分に一番固有なもの、それに自信を持つということがやっぱり大事じゃないかと思いますので、こういう日本に固有なものが実は一番国際的に普遍なものになり得るんじゃないかと、こういうふうに感じております。
