14 03月 2010

平成19年10月31日

posted by tetsuo okada

国際・地球温暖化問題に関する調査会

○喜納昌吉君 よろしくお願いします。
 人間が環境破壊に及ぼしている影響は既に自然の調整能力を超えてしまっているという指摘は正しいと思っています。特に、経済成長路線をやめない企業連合であるとか経団連、また似たような立場の経産省ですね、私は早急に考えを改めてほしいと思っています。環境防衛の方向に動くべきだと私は思っています。政府・自民党の一部にある経済成長主義も改めるべきではないかと思っています。
 各省が京都議定書に向かって邁進していることはすばらしいなと思っています。今の文明のぜいたくの消費量というのは地球が三個あっても足りないと言われています。私は、この地球温暖化対策は地球規模で見ると基本的には対症療法ではないかと思っています。私は、もっともっと深刻なことは、地球の砂漠化というのが深刻でもっと憂慮すべき問題ではないかと思っています。
 やはり、私の視点から見ると、戦争文明に使われる技術を砂漠を緑に変えていく転換がこの日本から起こればすごいことが行われると思っています。特に農林水産省のこの技術がそこに使えるんではないかということも考えてみました、どこかでね。
 ところで、外務省に聞きたいんですけど、何というのかな、国連規模での地球運営委員会というもののプロジェクト、計画があるのか、あるいはムーブメントを起こせるのか、聞きたいですね。
 それから、防衛省は、何というのかな、一番僕は防衛省がそこに入っていないことが問題だと思うんですけど、やっぱり僕は戦争の方が一番地球を破壊しているし、エネルギーを使っている部分がありまして、特に沖縄の演習を減らしてほしいなという気持ちがありますね。それから、酸素を生産するサンゴが一番ある沖縄に国家の四分の一の埋立て工事があるのは何でなのかというのも聞きたいですね。それ、よろしくお願いします。

○会長(石井一君) 外務省ですか。どなたです。はい、それじゃ、ひとつ鶴岡さんよろしく。

○政府参考人(鶴岡公二君) 砂漠化の問題、あるいは地球のいわゆる健康維持と申しますか、全般的な持続する成長を可能とする、みんなで安心して住める地球をつくること、これはもう長年にわたって、最初は有識者からの問題提起、それが国連を動かして八〇年代のリオの会議、あるいはヨハネスブルグの会議、それから先ほど申し上げた国連の気候変動枠組条約などいろいろな仕組みに結実はしてきております。
 これは要するに、問題意識として課題を共有するということについては国際的にかなりの具体的な成果は上がっているということを示していると思います。しかし、今ここで議論されているように、これからの課題はそれを具体的にどのように成果につなげるかという各国政府あるいは国民一人一人の具体的な行動にそれを翻訳する作業です。京都議定書はその初めての作業で、具体的な削減を約束をいたしました。
 先ほど経産省の方から十分でないという指摘もあって、それはもっともだと思いますが、それではそれを更に深めるために今議論を深めているところでございまして、共有する危機感ということについての不足は恐らく国際的にはないと私は思っております。今年ノーベル平和賞が気候変動に関係した方々に授与されたということは、まさしくそこまで気候変動の問題というのが国際的な共通課題であるということを確認したことだと思っております。
 国連におきましては、今年事務総長の呼び掛けによってハイレベル会合というものを国連総会開始前日に開催いたしまして、先ほど申し上げましたが、七十か国の首脳がそのために集まりました。アフリカの首脳の中からは、砂漠化の問題がアフリカで非常に深刻であって、農業に対する悪影響はもちろんのこと、先ほど御指摘のあった環境難民のような自らの土地を追われる結果に至っているという点での問題提起もございました。
 先ほど私申し上げました適応の問題というのは、砂漠化を防止し、もしできれば砂漠を緑に戻すということも視野に入れている作業でございます。したがって、これから問題意識を共有した後に具体的な行動をどう組み立てていくかということが十二月のバリの会議においても課題になりますし、今後我が国がサミットに向かうに至りまして、是非具体的に対策を立てていきたいと思っている課題だと認識しております。

○政府参考人(南川秀樹君) サンゴ礁の取扱いについて状況だけ御報告いたします。
 まず、サンゴ礁は世界のどこにでもあるようですが、実は地域が限られております。一番大きなサンゴ礁は、太平洋の沖縄からグレートバリアリーフに至る地域が最も大きく、かつ有名なサンゴ礁でございます。それ以外は、インド洋ですとモルディブと、あと紅海でございます。あとはカリブ海ということで、極めて実は限定された地域に存在する生き物だということでございます。
 したがいまして、特にこれを守るための国際機構等ございませんで、有志の国が順番で幹事をしながら世界的なそのサンゴ礁の保護についてどうしようかということを議論し、情報を整理しております。ちなみに日本は、昨年日本とパラオが事務局になりまして、世界的な取組の会議等を行ってまいりました。これからどうやってサンゴ礁を守っていくか、現在関係国で模索中というのが現状でございます。
 

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